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断熱が悪いと、住まいは快適にならない理由

2011.09.30

スキーバスで窓際の席に座ったとき、バスの内部は暖房しているにもかかわらず、窓側が寒く、不快な経験をしたことのある人も多いと思います。暖房によって空気が暖ためられていても、窓や壁の温度が低いと、そこからの放射熱によって、この場合は冷やされた温度が伝わり、体の一面が寒さを感じたりすると、けっして快適ではないのです。人体が感じる温度は、(空気温度+周囲壁表面温度)÷2で求められるとされています。この周囲壁類の目安温度は、冬場で外気が○℃に近い場合、一枚ガラスの表面温度は九〜一〇℃、ペアガラスの表面で一四℃になっています。したがって、窓ガラスが一〇℃のときに体感温度で二〇℃を得るためには、空気温度は三〇℃になっている必要があります。しかしこの場合は、外部周壁との空気温度にギャップがあるため、けっして快適とは言いがたいのです。周壁表面温度も二〇℃、室内空気温度も二〇℃が、理想的な環境です。逆に、夏の日射を浴びた二階の屋根裏は五〇℃以上にもなるので、二階の天井表面は三〇℃を超えていることも珍しくありません。その放射熱のため、夏の二階はエアコンをかけて空気温度を下げても、思ったほど快適にはならないのです。

[参考情報]
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