雑誌の情報と実際の内容

九〇年代以降になると、いつしか専門誌の誌面にオールアバウトという、その店一軒の在籍ギャル全員の集合写真を載せるような全ページ広告が掲載されるようになった。新たに入店する女の子に広告、記事などに顔写真を載せること、すなわち顔出しOKかどうかを聞いてから採用のポイントにする店も出てきた。そもそも夕刊紙の広告には求人と営業を兼ねたものが、この業界の初期の広告の形態だとしたが、それに続く人妻風俗専門サイト(http://www.hotjam.net/)や情報誌の時代になると広告そして記事というように、広告と記事を並列するようにしている。これは、多くの専門誌の場合。初めに広告ありきだったからである。つまり。お店の広告を載せるにあたって、そちらの記事を書きましょう というパターンが一般的であった。そのために雑誌、夕刊紙への広告料は、一時期、各店ともかなりな金額を計上するようになる。多いところでは、月平均にして軽く一〇〇万、二〇〇万円を超す店もあったという。

風俗店の広告費

なにしろ、フーソク専門誌の全ページ広告ともなると三〇万円はおろか四〇万円なんてことも。さらに表2、表3、表4といった雑誌の表紙の次のページとか裏表紙などになると言い値でページあたり一〇〇万円なんてことをいい出すところもあったようだ。この専門誌の広告を、もっとも有効(?)にというか上手く使ったのが、いまでもあるが吉原の高級店のなかの振替え店である。はたしていったいなにが振替えかというと、ピカピカのツルツルの大判の綺麗な雑誌に、これまたキャピキャピの可愛い女の子の写真が載っている。で、この子をお目当てに遊ぼうと、いざ店に行ってみると、なぜかどういうわけかめざす子はいない! 先刻、念のために予約の電話まで入れたのに。その時点には、はっきり店にいるといわれたのに。そこでスタッフ氏は「どうです? 代わりにこの子では」と、まったく別の女の子の顔写真を持ってきて見せながら振替えを迫るというしだい。